Sencha Cmdを使って、ワークスペースを作ったりページを作ったりしましたが、もうちょっとだけ他の用法を見て見ましょう。
toolkit別のプロジェクト作成
先に登場したtoolkitですが、ユニバーサルアプリケーションではなく、Classic Toolkit用、Modern Toolkit用のプロジェクトを作成する場合には、それぞれ、以下のコマンドで作成します。
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# Classic Toolkit用 sencha -sdk ~/Library/Sencha/ext-6.0.1/ generate app --classic MyApp MyApp # Modern Toolkit用 sencha -sdk ~/Library/Sencha/ext-6.0.1/ generate app --modern MyApp MyApp |
ユニバーサルアプリケーションとして、Mordernをしばらくの間塞ぐ場合は、前に紹介したModernを殺す方法でとりあえずOKで、後で復活させればよいと思います。
しかし、完全にToolkitを限定する場合は、上記の様にページを生成します。
クラスファイル生成
Sencha Cmdでクラスファイルを生成することができます。
モデル生成
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sencha generate model Item id:int,first,last |
ビュー生成
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sencha generate view foo.Thing |
コントローラー生成
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sencha generate controller Central |
個人的には、ささっと書いてしまうし、イラネって感じですが。 PhpStormでも生成できてしまうし…
Sencha Ext JSのアップグレード
Ext JS のバージョンをアップグレードするときには、以下のコマンドで。 Ext JS 5 -> 6は、ユニバーサルアプリケーションの絡みもあるので、あんまりやりたくないですよねぇ。 できれば、一度クリーンに生成してクラスだけ移動させてぇ… って結局なりそうですが(Cmdアップグレード不信…)
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# SDKを指定したアップグレード sencha upgrade /path/to/downloaded/ext # 最新版へのアップグレード sencha app upgrade -ext # バージョンを指定したアップグレード sencha app upgrade -ext@x.y.z |
app.jsonの更新後は
これで反映されます。
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sencha app refresh |
Jetty を使った確認
もう既にやってますが、Sencha Ext JSで開発を行う場合は、このwatchコマンドを使いましょう。
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sencha app watch |
ビルド
ビルドも意外と種類がありますが、一番最初のビルドで最終的にページを生成することになるでしょう。最終的に生成したページでエラーが発生したときに、testing使ってどこでエラーが起きているのか追求できます。
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# まとめてビルド、アプリケーションに必要なクラスとスタイルを含んだファイルが最適化され生成されます。 sencha app build # JSとCSSファイルをミニファイした状態で生成するビルド sencha app build production # productionと同じですが、ミニファイだけされないビルド(JSエラー追っかけるときに使います) sencha app build testing — creates un-minimized JavaScript and CSS files. # 特に指定しない限り、watchの時に使われますが、Ext loaderで適時必要なクラスがローディングされる開発モードビルド sencha app build development |
おわりに
正直、sencha app build/testingとsencha app watch、ちなみに省略形のsencha ap bとsencha ap wさえ覚えとけば十分じゃないかなと思いますが、一応一部を紹介しました。
このSencha Cmd、マイナーバージョンの違いで結構ビルドできなかったりするので、そこだけ勘弁なんですよねぇ…、なくても困らないヘルパー的な存在だったときはよかったんですが、もう必須なんで… いまだにSencha Cmd 不信です。
その代わり一回ちゃんとビルドできてしまえば、もう気にしないですけどね。
お試しあれ。